お稲荷さんは無いですが、眷属の白狐はいます。
どういう繋がりがあるのか気になりますね。
まずは祖霊社からです。花に囲まれた参道ができています。 |
この社殿も鳥居が前にあるようなデザインです。ただドアが近代的で家のようです。 |
続いて恵比須社です。鳥居に穴があるのは扁額が有った跡でしょうか。 |
恵比須社の祠の横には小さなえべっさんが並んでいます。 |
続いて白光社の鳥居です。向こうには樹齢650年以上の楠の切株が見えます。 |
まず横には石神さまでしょうか。小さな祠に祀られています。 |
そして楠の切株の上に小さな祠と何故か白狐がいます。 |
阿像白狐です。お稲荷さんと何か関係があるのでしょうか。 |
吽像白狐です。お稲荷さんも一緒に祀られているのですかね。 |
白光社は稲と水の神様です。巳さん(蛇神様)が祀られているそうです。 |
そして何やらお稲荷さんとは同一視される傾向にあるとのことです。
ただ、私の調べた範囲では、そもそものお稲荷さんと今のお稲荷さんは違うのではないかと感じます。
お稲荷さんは元々、日の男神と水の女神による稲作の神様です。
田んぼにいるのは蛇で、ネズミを退治してくれる所から蛇神が生まれました。
それが何故か狐がいる神社という印象となっています。
ちなみに蛇は『カガ』と言われ、鏡餅(カガ見餅)(カガ巳餅?)は白い蛇がトグロを巻いている姿を形どったものですね。
日本では蛇神信仰がかなりあるのです。
それで気になる事が二つあります。
一つは何故か檻に入っている白狐が多い事。
そしてもう一つが以前どこかで見た、お稲荷さん=キリスト説です。
つまりですね、キリスト教など別の宗教が入ってきた時にですね、「蛇なんて駄目だ!」って話になって、蛇の代わりに龍、そして印象としては狐を前面に出すよう操作しようとしたのではないでしょうか。
キリスト教やユダヤ教なんかでは蛇は悪魔ですからね。
そして最終的には『お稲荷さん=キリスト』という風に、既にある信仰心を乗っ取ろうとしたのです。
日本の文化を変えようとする他宗教のもくろみで、『お稲荷さんには狐』という印象になってしまったのではないでしょうか。
そして蛇神も龍神に変えられていったように感じます。
それを知っている神社では、狐を檻に入れ『実は違うんだよ』というメッセージを発しているのではないでしょうか。
いやいやいや、私の妄想は膨らみ過ぎていますね。{笑}
まあ何にしてもお稲荷さんというのは、元々巳さんが祀られ白狐はまさに眷属でしかないのです。
これからは、『お稲荷さんは蛇神様』という気持ちで神社を訪れようと思います。
そういえばちゃんと蛇の石像が置かれていた神社もありましたね。
またそのうち紹介できるかと思います。